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【CD】小さな歌 / 青木隼人
¥2,420
2016年の夏、青木隼人は山梨にいた。これまでも作品の録音やマスタリングを手掛けてもらっていたStudio Camel Houseに、暮らすように滞在し、録音を重ねていった。曲は、それまでに構想を練っていた何曲かを携えて行った。 『小さな歌』は、これまでの作品とは大きく違う点がある。それは作曲した作品を演奏したアルバムだということ。各曲にはタイトルも付けられている。過去の作品は基本的に即興演奏の記録であり、まるで時計の針とは別の時間が流れているような幻想的な感覚を覚えることがあった。しかし今回はあらかじめ用意した旋律を弾くことで、より現実的な淡々とした時間の中に音楽が在るように感じる。日記ではなく、物語を書くように。即興は刹那の中に永遠を見るが、作曲は永遠の一部を切り取っていく。それらをひとつにまとめたのが『小さな歌』であり、生活の中の小さな物事を書いた一冊の短編集のようで、旅の供にしたくなる。 01. 小さな歌 02. 緑 03. ぶどう畑 04. 遠望 05. 銀の道 06. ヴァレー 07. 鳥 08. 冬の歌 09. 舞曲 total playing time: 32:51 02,05 / haruka nakamura (piano) 04 / Gen Tanabe (Guitar)
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【CD】みどり
¥2,500
森ゆに、青木隼人、田辺玄の3人によるユニット「みどり」。3月初旬の啓蟄(けいちつ)から11月の立冬までの間がみどりの活動期間です。 二十四節気のひとつで、冬籠りしていた虫たちが土から出てくることを意味した啓蟄(けいちつ)。啓蟄から立冬までが彼らの活動のスパン。新緑から紅に色付くまでの葉といっしょに移り変わる心模様。すぐそこの春、まばゆい5月、夏草、雨の音、夏の影をいとおしむ…。その歌の凛とした佇まいは讃美歌のようでもあるし、自然の輪の中に生きる人にとっての日常歌、或いは暦のような存在になるのでは。 「『みどり』は2017年に緩やかに始まりました。ふだんはピアノ弾き語りで歌う森ゆには、みどりではピアノを弾かずに歌います。青木隼人と田辺玄は、ギターで歌を支えたり、ときどき前に出て合奏をします。演奏の活動期間は啓蟄から立冬まで。冬は籠もって制作をします。」(ウェブサイトより抜粋) 01. boat 02. 帽子 03. ラ フォーレ 04. ode 05. みどりを渡る音 06. 四つ葉 07. 一雨一度 08. POST 09. フィンランディア 10. 灯り total playing time: 35:40
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【CD】みどり2 / みどり
¥3,000
同じ季節、違う日々。 渡り鳥。手紙の挨拶。野の花店先の花。この空の向こう。少し前なら気づかなかった景色。それら細やかな、でも確かな、季節を感じる気持ち。森ゆに、青木隼人、田辺玄の3人による、啓蟄から立冬までを活動の期間とするユニット「みどり」の2022年セカンド・アルバム。春夏そして秋冬。みどり想えば守り神のように、草木花々たちが祝福してくれることでしょう。 Track List 01. 花束 02. ゆきしろ 03. 彩雲 04. 木の葉 05. 山かげ 06. 稜線の音階 07. 丘の上は雲のなか 08. おおツバメ 09. 冬へ 10. カリン 11. 青葉 12. コラール Artwork : 藤川孝之 Packaging Design : 竹内紙器製作所 Graphic Design : 青木隼人 Recorded at Studio Camel House Recording and Mastering : 田辺 玄
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リベルテレーベル 青木隼人 「日田」
¥2,750
SOLD OUT
青木隼人「日田」 映画館【日田リベルテ】と音楽家【青木隼人】と作家【石田千】と画家【牧野伊三夫】の想いが集まって、奇跡の音楽作品が生まれました。 ーこのアルバムは、日田の映画館、シネマテーク・リベルテで録音された。だれもいない映画館でひとり、マイクを立てて、ギターを弾いた。事前に楽曲を用意していくことはせず、その場でギターの響きを確かめながら音の流れを作り、形が固まったところで録音器をまわし、記録をしていった。 ー即興的にギターを弾いているときに、言葉は伴わない。…が、このアルバムでは、言葉の力で、この音楽たちの日田のつながりを深くしたいと思った。そこで日田と交流のある石田千さんに、出来上がった音楽を聞いてもらい名前をつけていただいた。千さんから受け取った曲名からは、自分では気付くことのなかった、音の背後にある風景や、まとっている湿度のようなものが、はっきりと立ち上がってきた。 ージャケットの装画は牧野伊三夫さんによるもの。「このアルバムを、日田という名前にしようと思うんです」と告げた途端、牧野さんは筆をもって一気に絵を描き上げた。そんな火花のような絵からは、日田を流れる三隈川の音や製材所で日田杉が整えられていく音が聴こえてくる。 (青木隼人ライナーノーツより抜粋)